アレルギー疾患について
- 1 アトピー性皮膚炎
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アトピー性皮膚炎とは湿疹がよくなったり悪くなったりすることを繰り返す病気です。
多くの患者さんはアトピー素因を持っているといわれています。
アトピー素因とは、「アレルギーを起こしやすい体質」と考えられます。特に乳児期にアトピー性皮膚炎の症状である湿疹の治療を行うことは大切なことです。
湿疹を放置したままにしておくと食物アレルギーを引き起こす可能性があるからです。
反対に、食物アレルギーを治療する際には、同時に湿疹の治療が必要です。
- 2 食物アレルギー
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食物アレルギーとは特定の食物に含まれるアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)に対して身体の防御機構である免疫システムが過剰に反応して様々な症状をひき起こす病気です。
特に卵、小麦、牛乳という三大アレルゲンによる食物アレルギーは、子供たちにとって大きな問題です。特に、保育園もしくは幼稚園に通園する子供たちにとっては、給食時にアレルゲンを除去しなければならないという大きな問題が立ちはだかります。
しかし、すべてではありませんが、食物アレルギーを克服することが可能です。その際には、是非ともお力になりたいのでご相談ください。
- 3 喘息
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喘息は、気道の過敏性が高まっているために気管支が狭くなり「ぜーぜー」を繰り返して呼吸が苦しくなる病気です。気道の過敏性が高まる原因は、ウイルス、アレルギーと様々です。
1カ月に1回程度の軽度の喘息発作であれば対処的に治療をすればよいのですが、それ以上頻回に起こすと気道の過敏性を軽減する継続的治療が必要となりますのでご相談ください。